ユーザーインタビュー
2024.04.01

弁護革命導入で、仕事と生活スタイルに劇的変化!
~依頼者との距離を縮めるためにも役に立つ

安元 隆治先生

弁護士であり弁護革命の開発者でもある山本了宣が、ユーザーから使い心地や利用方法などをうかがう、ユーザーインタビューシリーズ。

第8回目となる今回は、福岡弁護士会所属の安元隆治弁護士からお話を伺いました。

安元先生は、2008年の弁護士登録(旧61期)より、福岡県北九州市のナリッジ共同法律事務所に所属され、個人に寄り添い、個人の抱える法律問題・訴訟案件に積極的に取り組んでこられました。
民事・刑事問わず、幅広い分野を取り扱っておられますが、なかでも労働事件(労働者・労働組合側)に注力されており、ご担当の訴訟事件の8割は労働事件とのことです。

───弁護革命を導入されたきっかけを教えてください。

弁護革命を使い始めたのは2021年の6月です。X(旧Twitter)で大窪和久先生が紹介されているのを見て、これは良さそうやなと思って速攻で飛びつきました。その翌月の7月には、ある民事事件の証人尋問に、紙を使わずに弁護革命だけでのぞんでいました(笑)

───従来は事件記録はどう管理していましたか?

普通に紙でファイリングをしていましたね。
PDFにする習慣は昔からあって、以前はEvernoteにデータをためていたんです。ただ、検索したら一応引っ張り出せるという程度で、特に事件記録の管理に向いたツールではありませんでした。

弁護革命は、案件ごとにきっちり記録が分かれているのがいいですね。紙のファイルを使うときと同じように、「ここにこれがある」という感覚で使えるんですよ。
細かな部分もしっくりきました。たとえば、PDF閲覧画面で、矢印を押すと次々に次の書面が開きますよね。そんなところも普通のツールとは違っていて、今までの経験とは全然違うなと感じました。

───弁護革命の導入で、仕事や生活のスタイルに変化はありましたか?

業務は劇的に変わりましたよね。もともと事務所にいる時間が少なく、飛び回っているほうではありましたが、弁護革命を導入してから、外でいくらでも仕事ができるようになりました。全く場所にとらわれなくなりましたね。
昔は、労働組合の事件の打合せに行くために、1日のスケジュールを見ながらリュックに効率よく紙の記録を詰める、なんてこともしていました。おかげで慢性の腰痛でしたね。今では弁護革命をインストールしたPCを持ち歩くだけです。

───弁護革命で紙の利用は減りましたか?

2年以上前から、紙はほぼ使っていないですね。僕はちょっと極端かもしれませんが、弁護革命を使い始めて数ヶ月で、紙がほぼ不要になりました。
依頼者から証拠を預かるときも、紙コピーは取らずに、いきなりPDFにして、いきなり弁護革命に入れています。どうしても原本が必要なときは、それだけ預かるか、依頼者に期日に持ってきていただきます。
昔も一応PDFにはしていましたが、事務所に来たら、結局紙の記録を広げて仕事をしていました。ところが今では、事務所に来ても、紙の記録は取り出さずに弁護革命だけで仕事をしています。こっち側に来たらもう戻れないですよ(笑) 

───外出時に業務をしやすいメリットがあるのでしょうか?

僕はあちこち飛び回って仕事をしているので、隙間時間に仕事をすることが多いです。パソコンを開いて弁護革命を立ち上げれば、すぐに作業に取りかかれます。裁判所で次の期日まで1時間あるとなれば、裁判所のベンチに腰掛けて、弁護革命を立ち上げて仕事を開始します。
この前は息子と一緒に10日間の鉄道旅行をしました。30分くらいあればなにか一仕事できる感覚ですので、移動中の電車の中など、弁護革命でどんどん仕事をしていました。

───起案はどうでしょうか。

弁護革命は登録したPDFに全自動でOCR(テキスト化)がかかりますので、相手の主張を引用する時など、コピーアンドペーストで済むので非常に楽です。
僕はMacを使っていますが、画面の左半分に弁護革命を映し、右半分にワードやエディターを開いて書面を書いています。
紙の記録だと、いちいち画面から目を離して、手元の書類を確認する必要がありました。今のスタイルだと、ディスプレイだけで作業が完結するので、そこも作業効率がよくなりました。弁護革命は、PDFへのマーキング機能も使いやすいです。

実は僕は最近、Vivaldiというブラウザで弁護革命を使っています。タブが非常に工夫されたブラウザで、ワークスペースという機能を使うと、作業環境をいくつも準備して簡単に切り換えられます。『弁護革命』と相性抜群だと思っています。

※開発者注
『弁護革命』は、公式に動作確認しているブラウザはChromeのみとなりますが、Chrome系(Chromiumベース)のブラウザであれば、事実上、ほぼ問題なく動きます。公式には動作確認できていないのでその点はご理解願いたいですが、Vivaldiなどの各種ブラウザも、自己判断によりご活用いただける場合があると思います。

───共同受任の事件で弁護革命を使うことはありますか?

所内でも所外でも、時々弁護革命を共有して利用することがあります。
僕はDropboxを利用していますが、単にフォルダを共有してそこに参加してもらうだけなので、何回かやりとりしたらすぐにできましたね。
所内の弁護士も、何人か弁護革命の有料ユーザーになっています。僕がもう弁護革命絶賛しまくってたんで、その影響はあるような気はします(笑)。

───弁護革命に資料を入れる作業はどなたがされていますか?

僕は基本的に、全部自分でやってしまっています。インターネットFAXを使っているので、受信したときには既にPDFになっているものが多いです。郵送で届いたときなどは、事務局がスキャンしてくれます。

弁護革命への登録は自分でやっています。普通にPDFをフォルダに入れるのと変わらない感覚で、手癖のようにぽんぽん入れていますので、特に負担は感じませんね。

※事務所内のデスク。弁護革命で電子化している為、デスクとバランスボールのみ。

───mints(民事裁判書類電子提出システム)の事件で使ったことはありますか?

まだ無いんです。僕は、mintsとかもうめっちゃ待ち望んでいて、裁判所から希望調査が来ると、いつも希望しますと速攻で返信しています(笑)。なのにまだ一回も当たったことがないんです。

デジタル記録の管理は弁護革命で万全なので、そこにmintsが加われば、デジタルで業務が完結していきますよね。これまで以上に楽になると思います。

───依頼者との打合せで弁護革命を使うことはありますか?

最近はオンラインの会議が多いですが、弁護革命があると全然違います。依頼者に記録を見てもらうのがすごく楽です。弁護革命の画面を共有しておいて、弁護革命上で書面を表示し、弁護革命の機能でマーキングして説明したりとか。
あまりに便利なので、依頼者に実際に事務所に来てもらったときでも、弁護革命+Web会議方式を使います。依頼者のスマホでWeb会議を立ち上げてもらって、弁護革命を画面共有し、それを見てもらいながら説明します。
法テラスの必要資料を説明するときは、画面に映してPDFにマーキングしながら説明→そのPDFをダウンロード→依頼者にLINEで送信、という風にしたりします。

───労働事件を多く担当されるとのことですが、労働事件で特有の便利さはありますか?

僕は受任事件の8割くらいが労働事件で、組合側が多いです。労働事件は記録が多いので、電子化せずに持ち歩くのはあり得ないですね。段ボールいっぱいどーんってきたりしますし。また、紙で持ち歩くと紛失リスクがあり、1枚や2枚なくしても気が付かないおそれさえあります。セキュリティ面でも弁護革命で管理するほうが安心です。

打合せは、組合の都合に合わせていろんなところでおこないます。組合事務所で打合せをすることもよくありますし、オンラインでの打合せも多いです。
組合事務所ならそこに記録を持参する必要がありますので、電子データが必要です。オンラインでの打合せなら、そもそもPCの中にデータが入っていないと、画面共有で見せることもできないです。どっちにしても電子データは必須で、弁護革命は大活躍しています。

また、依頼者にきちんと情報共有、情報開示をおこなうことは大切ですが、組合の事件だと関係者が多いです。アナログの時代はこれが大変だったのですが、今はチャットグループを作っておき、Zoomの説明会を実施してみなさんに参加してもらったりしています。この際も弁護革命で管理している資料を画面に映しています。

依頼者としっかりコミュニケーションを取っていく場面で、弁護革命が役に立っています。だから、弁護革命は、「依頼者との距離を縮めるために役立つ」ツールだと思っています。

あとは、デジタルデータは、「拡大」が役に立ちます。トラックの運転手さんのタコグラフ、紙では細かすぎて読めません。弁護革命に入れたデータを拡大するとしっかり読めるんです。

───安元先生はデジタルツールをとてもうまく使いこなしていらっしゃると思いました。なにか秘訣はあるのでしょうか。

僕の妻は学生の頃から付き合っていましたが、司法試験の受験をしているときでも、「週末はやっぱり遊ぼうよ」みたいな感じで、生活リズムを変えることを許してくれない(笑) 子どもが生まれてからは、子どもを色々なところに連れて行くので、また時間が無い。時間が限られているので効率化が求められたように思います。
やっぱり、遊びたいからめっちゃ新しい技術導入するとか、動機が不純な方が一生懸命考えるような気がします(笑) ただ、「時間を短くしよう」だけだと、目標がないですからね。
弁護革命を導入した頃は、ちょうど息子が公共交通機関にめっちゃ興味を持ち出した時期でした。弁護革命を導入したら、10日とか、長期間の旅行もひょっとして行けるんじゃなかろうか、みたいに。本当に実現しましたね。

開発者山本の感想

山本了宣:膨大な開示証拠を管理する必要に迫られたことをきっかけに、『弁護革命』を開発しました。
弁護士(大阪)。 NOTE https://note.com/ryoseny/

「依頼者との距離を縮めるために役立つツール」というお話が大変印象に残りました。

・依頼者を訪問して打合せをするためには、記録の電子データ&弁護革命
・オンラインで打合せをするためには、記録の電子データ&弁護革命
・弁護革命があると打合せがスムーズなので、コミュニケーションをもっと密にとれる

思い返してみると、「弁護革命の画面がWeb会議の画面共有ですごく使いやすい」「依頼者との打合せを弁護革命を見せながらやるとスムーズ」などのご感想は、多くの先生からいただいていました。それを突き詰めると、「依頼者との距離を縮める」となるだろうかと思い、大変納得しました。

弁護革命は、バックヤード業務の時間短縮よりも、弁護士の本来の仕事を充実させることを主目的にしたツールです。依頼者とのコミュニケーションは弁護士の大切な仕事であり、本来の仕事ですので、そういうところでお役に立てるのは本当に良かったと思いました。また、今後の機能改善の際にも意識をしてみたいと思います。

ご家族との旅行の際、弁護革命があれば隙間時間でどんどん仕事ができる、長期の家族旅行もできるようになったというお話も印象的でした。

「事務所外の業務では、事件記録がネックになる。フォルダにPDFを入れているだけでは、業務効率が悪すぎる」というお話を、様々な先生からお聞きします。
安元先生の場合は、弁護革命を有効活用していただくことで、単に自宅で仕事ができるどころか、ご家族との長期旅行まで自在になったということですので、私も喜びながら驚きました(笑)。

弁護革命が、先生方の仕事や生活のどこでお役に立てるのかをよく意識しつつ、引き続き改善に努めていきたいと思います。

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