ユーザーの活用例を
ご紹介します
2021.12.22
【弁護革命使用2年半】弁護士業務がレベルアップする4つの使い方
弁護革命ユーザーインタビュー/
川上 博之 先生

弁護士であり弁護革命の開発者でもある山本了宣が、ユーザーから使い心地や利用方法などをうかがう、ユーザーインタビューシリーズ。
第1回目となる今回は、ゼラス法律事務所のパートナー弁護士であり、大阪弁護士会に所属する川上博之弁護士に話をうかがってきました。

川上弁護士は、大阪市立大学法科大学院を卒業後、2009年に弁護士登録(62期)。
大阪パブリック法律事務所と法テラス可児法律事務所を経て、2017年8月1日にゼラス法律事務所を開設。
ゼラス法律事務所には、川上弁護士を含めた3名のパートナー弁護士と3名の事務局が所属しており、刑事弁護と医療過誤事件に力を入れているところが特徴です。

───川上先生、よろしくお願いします。弁護革命リリース当初からのユーザーとして、ぜひ率直な感想などを聞かせてください。

はい、よろしくお願いします。

───最初に、川上先生の仕事内容について教えてください。

私は、一般的な刑事事件はもちろんですが、SBS(揺さぶられっこ症候群)が疑われる事件・性犯罪事件・窃盗癖などの依存症が疑われる事件・死因を争うような事件に力を入れています。
これまで、揺さぶり死が疑われた事件で無罪を獲得したほか、医師法違反の罪に問われた彫師の方が無罪となった事件でも、弁護団の一員として活動しました。
一方、離婚や債務整理といった民事事件も多いですし、風俗で働く人のための無料生活・法律相談サービス「風テラス」の活動にも取り組んでいます。
事件数としては、刑事は常時15〜20件ほど、民事も常時20件ほど抱えています。
刑事の数は多いほうだと思いますが、特化しているわけではありませんので、いわゆる「マチ弁」というカテゴリーに入ると思います。

───弁護革命を使い始めたのは、いつ頃でしょうか?

2019年4月頃ですから、もう2年半以上使っていますね。
山本さんとは以前から知り合いで、声を掛けていただいたのがきっかけです。
それ以前から書類のデータ化には取り組んでいて、より良いツールを探していたところでした。デモを見せてもらい、非常に使いやすそうだったので、「とにかく使ってみよう」という感じで導入しました。

───元々、WEBツールなどは得意だったのでしょうか?

いえいえ、大の苦手というわけではありませんが、特に得意というわけでもありません。
ですから、「自分にも使いこなせるかな」という不安は当然ありました。
ただ実際に使ってみると、全く問題ありませんでした。
弁護士が弁護士のために作ったツールということで、弁護士の仕事や考え方を踏まえた設計になっていますし、どんどん使いやすくアップデートされています。
直感的に使いこなせますので、「これまでずっと紙ベースで仕事をしていた」という方でも、1ヶ月も使えば慣れると思います。

川上弁護士流・4つの使い方

───弁護革命を、どのように使っていますか?

重なる部分はありますが、大きく分けて4つあります。
①荷物を減らすため
②いつでも・どこでも仕事をするため
③事件検討のクオリティを上げるため
④相手に書類を見せるため

①荷物を減らすため
当事務所では、紙で届いた書類は全てPDF化して、弁護革命に入れています。
民事事件なら、相手方から届いた書面・訴状・準備書面・書証など、刑事事件なら、起訴状・証拠など、もうとにかく全てです。
ダウンロードした判例や論文、弁護士会から配布された資料なども入れています。
「いつか使うかも」という書類でも、とりあえず入れるようにしています。
そして弁護革命は、私のパソコン・Surface Goから見られます。
ですから、紙を持ち歩く必要がなくなりました。
期日には保険の意味で最低限の紙の記録を持っていきますが、基本的にはパソコンで弁護革命を開いて記録を見ています。
ちなみに、期日メモもパソコンで取っています。

───以前は、どうされていたのでしょうか?

大きめの鞄やキャリーバッグに大量の書類を入れて、電車やタクシーで移動していました。
でも今は、普通サイズの鞄一つで済みますし、近い場所なら自転車で移動できるようになりました。
拘置所で複数の方と接見するときも、複数の警察署を回って接見するときも、荷物の量は変わりません。
「どれを持っていくか」と考える必要も、「あの書類を忘れた」という失敗もないので、心の余裕もできました。

───今でも紙の書類を使うことはありますか?

法廷で証人に証拠を示す時は、紙が必要なので使います。
あとは、よほど記録が少ない事件くらいでしょうか。
逆に言うと、そういう例外的な場合でない限り、全て弁護革命を使います。

②いつでも・どこでも仕事をするため
私の場合、接見に行ったり、医師などの専門家に意見を聴きに行ったり、外出の予定が非常に多いです。
移動が続いて、ゆっくり机で仕事ができない日も少なくありません。
私に限らず、そういう弁護士は多いと思います。
ですから、「書類をデータ化して、いつでも・どこでも仕事できるようにする」というのは常々意識していました。
ただ、色んなWEBツールを使いましたが、単にクラウドにPDF化して放り込んでも、目的の書類を探しづらかったり、思いどおりに文字検索ができなかったり、メモを書き込む機能が物足りなかったりして、「これなら紙の方が便利だな…」と中途半端な状態が続いていました。
しかし、弁護革命は、目的の書類に瞬時に辿り着けますし、メモやマーカーといった機能も充実していますし、文字検索も非常に優秀です。
ですから、事務所でも、自宅でも、外出先でも、いつでも・どこでも仕事ができるようになりました。

───具体的に、どういう風に変わりましたか?

例えば、朝は自宅で仕事をして直接接見に行ったり、外出先から直接自宅に帰って仕事ができるので、柔軟にスケジュールを組めるようになりました。
コロナ禍前からそういうスタイルを確立していたので、自粛期間中も、自宅で普段どおり仕事ができました。
また、電車での移動時間・電車の待ち時間・接見室の待ち時間といったスキマ時間も、有効に使えるようになりました。
スキマ時間なのでしっかりとした起案などはできませんが、気になったことをサクッと確認したり、記録に目を通しておくだけで後の仕事が楽になります。

───紙の書類と弁護革命を併用されていますか?

「事務所では紙を見て、弁護革命で見るのは外出時だけ」とイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、私は、事務所でも外出先でも、基本的に弁護革命で書類を見ます。
初めて証拠を見るときも、書面を書くときも、打ち合わせをするときも、接見をするときも、全て弁護革命です。
準備書面・尋問事項・弁論などを起案するときは、事務所であればディスプレイを2つ使って、1つにWord、もう1つに弁護革命を表示させて使っています。
ノートパソコンであれば、画面を2分割して使っています。
弁護革命は、2分割で表示させたときでも、レイアウトが崩れないので助かっています。
証拠を探すのも、紙をめくるより弁護革命の検索を使った方が速いです。

【画面イメージ(2分割表示)】
Windowsキー + ← で、ウィンドウをきれいに左右に割り付けできます。
弁護革命を左に映しながら、右側のワードで起案。

③ 事件検討のクオリティを上げるため
ここまで紹介した使い方は、比較的イメージしやすいと思います。
もちろんそれらは大きなメリットなのですが、それと並ぶほどに、事件検討のクオリティが上がる点が大きいです。
この点、「事件検討なら紙で十分やれている」と思う方も多いと思います。
ただ私の場合、紙だと、気になった点などを書き込んでも、後で探すのに時間が掛かったり、メモをした付箋が剥がれてしまうことがありました。
また、「あの話どの証拠に出てたっけ?」と思っても、探すのに一苦労でした。
その点、弁護革命を使えば、取り込んだ書類はもちろん、自分で打ち込んだメモも瞬時に検索できます。
また、例えばカルテの検討をするときに、「CRP」という炎症を示す数値の変化だけを追いかけたいと思うことがあります。
これが紙の記録だと、全て手動で探す必要があるので、時間が掛かりますし、見落とすこともあります。
その点、弁護革命で「CRP」という単語で検索すれば、「CRP」に関する記述だけを瞬時に抽出して一覧化できます。
そうすることで、「ここで数値に変化があった」と気づけたりします。

───検索機能は、こだわった点の一つです。単に書類を放り込んで事件管理するだけではなく、そうやって事件検討に使ってもらえるのは、開発者としても非常に嬉しいです。

そうですね、非常に助かっています。
事件を検討する際、多くの弁護士が、「こうじゃないか、ああじゃないか」と仮説を立てて、証拠と照合して検証すると思います。
ところが時間は有限なので、紙だと「仮説→検証」の回数が限られたり、手動で探す精度には限界があります。
ところが弁護革命を使えば、瞬時に検索して目的の証拠に辿り着けたり、特定の単語に関する記述を抽出できるので、「仮説→検証」の回数と精度を格段に上げられます。
見えてなかった筋がたくさん見えるようになりますし、証拠を生かしきれるようになります。
当然、全ての事件で勝てるわけではありません。
でも、全ての事件で勝つことを目指すのも当然です。
弁護革命を使えば、同じ時間でもやれることが数十倍になり、裁判で勝つためのステップを数段飛び越えられるような感覚です。

【画面イメージ】
「記録 電子」というキーワードで全文検索した例。全文書を串刺し検索して、抽出表示している。
左側にヒットしたページ番号が表示されており、クリックですぐPDFの該当ページが開く。

───これまで複数の無罪事件や耳目を集める事件も経験されていますが、そういった事件でも弁護革命を活用されたのでしょうか?

はい。
例えば揺さぶり死が疑われる事件で無罪を獲得したときは、医学的な記録をしっかり読む必要があったので、検索機能が非常に役に立ちました。
また、自分が反対尋問をする立場だった時に、検察官の主尋問を聴きながら弁護革命で検索して、その場で反対尋問を考えることも度々ありました。
これが紙だと、主尋問を聴きながら色々探すのは大変です。

④相手に書類を見せるため
例えば接見の時に、被疑者・被告人に証拠を見せながら話をすることはないでしょうか? しかし、紙だと非常に見せづらいです。
私は、ノートパソコンとタブレットを接続して、パソコンの画面と同じものをタブレットに表示させます。
私はパソコンで弁護革命を操作して、タブレットを被疑者・被告人に向けておけば、簡単に証拠を示しながら話ができます。
また、医師などの専門家に話を聴きに行く際も、「これはどういう意味ですか?」「この数値の変化をどう思いますか?」という感じで、その場で瞬時に書類を見せることができます。
話の流れで色々な書類を参照する必要も出てくるので、その時も非常に助かります。
これが紙だと、持ち運びも大変ですし、その場で書類をめくって探すのは時間も手間も掛かります。
今のは外出先での話でしたが、事務所での打ち合わせでも、同じような使い方ができます。
限られた時間を最大限活用するために、弁護革命はかなり役立っています。

事務局との連携

───弁護革命に関して、事務局との連携はどのようにされていますか?

当事務所では、書類が来たら、事務局が複合機でスキャンして弁護革命に入れるということをルーティン化しています。
弁護革命を導入する前から、書類のデータ化は行っていました。
ところが、PDF化した書類を一つ一つ開いて内容を確認して、「甲○号証 ○○」という風にファイル名を手動で入力する必要があり、事務局にとって大変な手間になっていました。
ところが弁護革命の場合は、PDFファイルを放り込めば、自動的にタイトル・日付・証拠番号などを認識してくれます。認識の精度も非常に高いので、事務局の手間が大幅に減り、事務局も感動していました。
さらに、読み込んだデータのタイトルの横にメモも追加できるので、「この証拠はこういうことが書いてある」ということをメモしたり、「同意」「不同意」という意見をメモしておくこともできます。

弁護団での活用

───川上先生は弁護団で活動することも多いと思いますが、弁護革命をどのように活用されていますか?

弁護団だと、記録検討などの役割分担をすることが多いです。
これまでは、各自が持っている情報を他の団員に共有するのが大変でした。
何度も弁護団会議をして、一人一人検討結果を発表して、疑問が出れば皆が記録をめくって検討するということをやっていました。
ところが弁護革命を使えば、複数名が書き込んだメモが共有されて一覧できるので、会議を待たずに検討結果を見ることができます。
他の弁護士のメモを見て、担当者はさらに準備をして会議に臨めます。
会議のときも、「あの証拠どこにあったっけ?」という話になったとき、検索すれば瞬時に辿り着けて時間も節約できます。ZOOMの画面共有との相性も非常によいですね。
弁護革命は無料でも使えますから、普段弁護革命を使っていない弁護士でも一緒に使えます。
弁護団で使ったのをきっかけに、普段の業務でも使い始めた弁護士もいます。

【サンプル画面(ZOOMに映しながら会議)】

弁護革命の意味

───川上先生にとって、弁護革命はどんな存在でしょうか?

超優秀な秘書ですね。
探して欲しい情報を、すぐに、正確に探してくれます。
「この書類です」ではなく、「この書類の、ここにあります」といって、書類を開いて見せてくれるイメージです。

オススメしたい方

───弁護革命は、どういった方にオススメしたいでしょうか?

まずは、記録管理を簡単に行いたい方です。
検索機能など便利な機能はたくさんありますが、まずはデータで記録を管理するだけで身軽になりますし、時間や場所に囚われず仕事ができるようになります。
あとは、ここまでお話してきた中で、「自分も同じ悩みを持っている」という方がいらっしゃれば、ぜひ一度使ってみて欲しいです。
無料版でも十分感触は掴めますので、合わなければすぐに止められます。

───弁護革命の導入を考えている方や、導入したものの使い込めていない方にメッセージをお願いします。

まず言えるのは、中途半端に紙や他のWEBツールとの併用をしない方が良いということです。
併用すると、情報が分散してしまいますし、なかなか習熟度が上がりません。
使い始めは慣れない部分もありますし、どうしても紙と比べて不便を感じることもあると思います。
しかし弁護革命は、「いかに紙に近づけるか」という使い方に留まりません。
弁護革命の真骨頂は、「紙以上のレベルで仕事ができる」というところにあると思います。
まさに、「革命」という言葉がピッタリです。
もはや紙には戻れませんし、弁護革命がなければ、今のクオリティで仕事を回すのは不可能といっても過言ではありません。
ぜひ一度、使っていただきたいと思います。

開発者山本の感想

山本了宣:膨大な開示証拠を管理する必要に迫られたことをきっかけに、『弁護革命』を開発しました。
弁護士(大阪)。 NOTE https://note.com/ryoseny/

川上先生は、事務所の中でも外でも弁護革命を使うし、記録の読み込みも、起案も、打合せも、法廷も、全部を弁護革命でされているということでした。もう「弁護革命で仕事をしている」という感じに思えました。開発者として非常に嬉しく思うと共に、実際の利用方法をトータルにうかがえて、大変勉強にもなりました。


弁護革命が強く意識しているのは、記録の検討や分析作業に役立つようにということです。
川上先生は、もう紙はあまり持っておらず、弁護革命の入ったPCだけで出かけることが多いそうです。「キャリーバッグ使いますか?」とたずねてみると、「キャリーバッグ、どっかいきました(笑)」というお返事でした。

ユーザーの先生方から、「以前から書類はPDFにしていたけれど、紙の記録は結局持ち歩いていた。弁護革命で初めてキャリーバッグを卒業した」というお話をうかがうことがあります。
川上先生も、以前からクラウドサービスなどは導入していたけれど、結局紙の記録は必要だったと言っておられました。
皆さん、PDFファイルがあるのに紙の記録を使われる理由は、電子データだと起案などの能率や質が落ちてしまうからではないでしょうか。荷物を減らしたいと思っても、検討作業がやりづらくなるようだと、結局電子データに頼りきることはできません。
弁護革命は、「活用性重視」です。「活用性が高いからこそ、本当にペーパーレスになれる」のではないかと思っています。

印象に残った点として、記録の検討の段階から、弁護革命上で書き込みをおこない、メモなども弁護革命に集約されているというお話がありました。

弁護革命は、文書をクリックするとすぐに画面上で閲覧ができ、そのまま書き込みをしたり、マーキングを付けることができます。
この機能を使うと、検討していて気付いた点などを蓄積していくことができます。
これをきちんと活用していくと、ちょっとしたメモ書きというレベルを超えて、事案の検討から、起案・法廷に至るまで、弁護革命にどんどん情報を集約し、一元化していけるのだということが実感できました。

それをうかがって、開発者としても色々アイデアが出てきまましたので、更に使いやすくなるように工夫していきたいと思ったところです。

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